【作り方のヒント・いろいろなご質問から】(「ご利用ガイド」下部にも一部あります)
Q.キャンドル製作用のホーローポットの入手
A.まず最初に、ホーローポットと称する縦長の道具は全く必要ありません。
以前、ワックスを溶かすのに湯煎を行っていた時代には、確かに利用価値はありました。
しかし、現在熱源が電磁調理器に変わっておりますので使用はお勧めいたしません。
ホーロー製ミルクパンをお使いください。
持ち手が邪魔だと言われる方がありますが、20年使っていてひっくり返したことはありません。
数千円もするホーローポットよりも1000円から2000円でサイズの色々あるミルクパンの方が
入手しやすいですし、掃除も楽です。 なお、ホーロー鍋は周囲にステンレスの縁取りの無い物をお選びください。
日本では縁取りのしてある物の方が多いのですが、ここにワックスが入りますので、昔ながらの
端部に塗装をした物か、縁を大きく折り曲げた物がお勧めです。
ステンレス鍋でもIHで使用できますが、IHでは鍋の底の部分しか加熱されません。
掃除が面倒なことになりますので、ホーロー鍋をお薦めします。(色も分かり難いです)
Q.モールドで作った時に、キャンドル表面が滑らかになりません
A.ワックスの温度管理をしっかりとしてください。
通常のキャンドルでしたら、80℃から90℃(ちょっと高め)の範囲でモールドに流し込んでください。
低温ですと、表面が荒れた感じになります。
Q.マイクロクリスタリンワックスの切り方は?
A.皆様これが一番苦労されていると思います。
4.5kgや1kgの板ですとカットしなければ使えません。Y・U CANDLEではこうやってカットしています・・・
まず、冬は暖かい部屋に暫く材料を置きます。
大型の包丁を突き刺して、ミシン目状の切れ目を作っていきます。
ミシン目に体重をかけて割ってください。
6、7cmの幅になれば、包丁の柄と刃を両手で持ってカットできます。
包丁は100円の物で十分ですが、台所で使う大きな物を用意してください。
果物ナイフでは、刃が曲がってしまうこともあります
Q.マイクロクリスタリンワックスと粒状マイクロクリスタリンワックスの違いは?
A.マイクロクリスタリンワックス(以下、板)と粒状マイクロクリスタリンワックス(以下、粒)は
同じく原油から作られています。
板はアメリカ製でキャンドルの製作に向いた、完全に脱色された白色です。
粒は日本精蝋製で、あくまでも工業用途のための脱色しかしてありません。(淡黄色)
白や淡い色のキャンドルには板をお使いください。(特に淡い青紫系では補色関係になりますので、粒では色が濁ります)
板は上記のようなカットの手間がありますが、粒はそれがありません。
板の方が粒よりも粘度が高く、花などをお作りになる時は板をお使いください。
Q.芯に火を点けても消えてしまいます
A.芯を蝋引きしていますか?
ここで販売している芯は全部蝋引きしてありません。
新しい芯を溶けたワックスに浸け、芯にワックスを浸み込ませてください。
引き上げる時に、割り箸等で、軽くしごいておけば余分なワックスは落とせます。
蝋引きしていない芯に火を点けると、溶けたワックスを吸い上げ始める前に芯が燃え尽きてしまうことがあります。
Q.染料と顔料の違いは?
A.カラーには『染料』と『顔料』があります。
染料はワックスと一緒に燃焼しますが、顔料は鉱物質のため、燃えません。(*)
キャンドル用の顔料は部分的な使用か、ディッピング(溶けたワックスに浸ける)など外部のみの着色にご使用ください。
中心まで顔料で着色した場合、燃焼中に残った顔料で芯が目詰まりし、火が消えてしまうことがあります。
以上は一般的な話で、顔料の粒子が細かかったり、割合が少なければ燃焼する場合もあります。
販売しているカラーのうち、顔料カラーチップ(蛍光色)はあまり影響なく燃えるようです。
(条件もあり、確実ではありませんのでご自身でお確かめください)
『染料』は燃焼しますので、お好みの濃さでお使いください。販売しているカラーには標準のワックス量を表示して
おりますが、これより濃い色でも燃焼します。(アメリカ製の染料でブロックなどは元々、濃過ぎる位ですが・・・)
『染料』は紫外線により退色します。日光(厳密には蛍光灯も)には当てないようにしてください。淡色は濃色より退色し易くなります。
また、色の成分のせいで、変色することがあります。黄色の要素が強いため、これを含んだ緑系に変化が目立ちます。
具体的には、『濃緑』→『緑』→『黄緑』のイメージです。
ただし、このサイトで販売している緑系は長年使った経験から変化の少ない物を選んでおりますので、ご安心ください。
(多少の変化はご了承を!)カラーブロックで、変化し易い色には説明欄に注意書きがありますのでご覧ください。
『顔料』は退色、変色共に少なく、安定してご利用いただけますが、染料に比べ淡色になります。
*高温になれば燃焼する物もありますが、キャンドルの炎で高温になるのは外炎部です。
顔料は芯の元の部分にたまりますので燃焼しません。
Q.キャンドルの作り方をメールで教えてください
A.お問い合わせ欄や直接のメールで簡単なことはお教えしていますが、いろいろな事がありますので、
全てメールでというのは難しいです。
≪ろうそくきょうしつ≫をやっていますので、ご参加ください。
1日3500円+材料費(現在は150円/100g)で、時間制限なし、個数制限なし!!!!!!!!!!!
開催はご希望日になります。
電話、メールでお問い合わせください。
03-3748-3445
candle@yucandle.jp
Q.ボールのすじの消し方は?
A.プラスチックモールドのボールやエッグは二つ合わせの為、合わせ目にどうしてもすじが残ります。
すじは出っ張っています(盛り上がっています)→→→削ってください。
カッターなどではなく、私はわり箸の角が気に入っています→→→軽くあててください。
削り跡が今度は帯状に残りますので磨きます→→→布等でこすります。
どんな布が良いかはお問い合わせください。